MySQL5のインストールについては様々なサイトで紹介されているので,詳しい解説は省略します。まずは「MySQL インストール Windows」で検索してみてください。ここでは,ダウンロード時に必要な知識を簡単に説明しておきます。(わからなければ,サポート係りに電話をください)
- GAという見慣れない略語があります。GAとはGenerally Availableの略で,安定版という意味です。MySQLは現在もなお世界中のコミュニティで精力的に改良が行われていて,開発途中・試験中・リリース候補というようにいくつかのステージがリリースされています。リリース候補の後をGAと呼びます。一般の人は,このGAをダウンロードします。
- MySQLには,商用(commercial)と無料(GPLライセンス)の2種類があります。商用版には,MySQL本体にオラクルで作成した有益なツールが含まれています。GPLライセンスは,フリーソフトウェアでよくあるライセンス形式です。詳しくはGPLライセンスで検索してみてください。多くの人は,無料版である「MySQL Community Edition」をダウンロードしているようです。
- MySQLのデータベースを直接操作できると何かと便利です。この手のツールとしてはMySQL Workbench(これもこのサイトから無料でダウンロードできます)が有名です。他には,パソコンにApache,PHPもインストールしてphpmydminというソフトを使う人も多いようです(ちょっと昔の人かなぁ)。
- 直接,MySQL Community Editionをダウンロードする方法もありますが,MySQL Installerというソフトがとっても便利です(これも無料です)。MySQL Installerをダウンロードしてください。MySQL Installerを実行すると,MySQL本体だけでなく各種無料のツールも選択してダウンロードしてパソコンにインストールすることができます。また,MySQL本体の自動バージョンアップを行わせることができます。先ほど紹介したMySQL Workbenchも,ここで選択してダウンロードできます。(他に少し便利なツールとしてはMySQL Notificatierもある。後はあまり役に立たない)
- MySQL Installerを使わない場合は,MySQL Commutity Editionをダウンロードします。ZIP版とMSI版があります。普通は,MSI(マイクロソフトインストーラ)版を使います。
- サイむ整理くん5は,32ビットアプリケーションです。その関係でMySQLは32ビット版を選んだほうが無難です(詳しい人なら64ビット版のMySQLやLinux版のMySQLを選択することもできます。ただし,サイむ整理くん5は,MySQL付属のlibmysql.dllを必要としますが,これは32ビット版でなければなりません。)
- サイむ整理くん5は,MySQL5.1の時代に作られました。しかし,わざわざ古いMySQLをインストールする必要はありません。バージョンアップされたMySQLは,性能が改善されていますので,最新のGAをインストールすることをお薦めします。
- MySQLのインストールが終わったら,MySQLをインストールしたフォルダにあるBinフォルダ内にあるlibmysql.dllを,サイむ整理くんのプログラム本体saimu.exeが存在するフォルダにコピーしてください。こうしておけば,ネットワーク上の他のユーザーがサイむ整理くんを起動した時,サイむ整理くんが必要なDLLを(同じ場所にあるので)簡単に見つけることができます。