チュートリアル

レッスン3

レッスン2では,入居時の処理について説明します。入居時計算書や契約書は,賃貸整理くんを使えば,簡単に作成できます。

入居時計算書

契約時処理ボタンを押して,入居金計算タブを選びます。

計算の条件を指定します。入居予定日,日割り計算を行うかどうか,翌月分の家賃等もいっしょに請求するかどうか,手付金の額を入力します。書類作成ボタンをおして,入居時計算書を選ぶと,入居時計算書が作成できます。

生徒)うちの会社は日割り計算の方法が特殊で,31日ある月でも,30日で計算しています。会社によって,日割り計算の方法が違うと思うのですが,どこで指定するのですか?

先生)補助メニューのオプションを選びます。全般の中の日割り計算画面で,計算方法を指定します。

生徒)うちの会社では,日割り計算を行って,10円未満は切り捨てを行っています。どうすればいいですか?

先生)同じ画面に,端数の扱いという場所があります。そこで端数の扱いを指定します。

生徒)入居時計算書で,もっと違う書式はありませんか?

先生)書類作成ボタンを押して,新規登録ボタンを押してください。追加できる書式が表示されます。ここでは,「契約時計算書」というのがあるので,これを追加します。

生徒)その契約時計算書を作成していました。次のようにページが切れています。

先生)原因は,家賃の隣の行の“10月分(日割13日分)”の文字列が長すぎて,2行になっています。共益費や駐車料も同じですね。これを一行にする必要があります。短くしたい文字列を選択状態にして,文字の縦横比(倍率)を100%から90%等小さな値にしてみてください。ページに収まったでしょう。賃貸整理くん2で生成した文書は,時々,生成された後に修正してあげる必要があります。

生徒)うちの会社で使っている計算書と同じものがありません。これって作ってもらえるのですか?

先生)有料になりますが,作ってもらえます。費用は5千円とか1万円程度です。一度作ったものは永遠に使えるので,安い投資だと思います。なお,書類選択の画面で,新規登録・ダウンロードで書式がダウンロードできる場合があります。有料と書いてある場合,1週間は無料で使えます。実際にダウンロードしてみて,書式が気に入ったら代金を支払うという方法もあります。

契約書を作成する

契約書タブをクリックします。

書類作成ボタンを押すと,契約書本体や表紙,重要事項説明書等が作成できます。

契約書は,会社によって,あるいは物件によって違いが多いものです。賃貸整理くんに収録されている雛形は使えない場合が多いと思われます。カスタマイズを読んで,自社の業務にあった雛形を変更するかあるいは,サポート係りに雛型の作成を依頼してください。

生徒)契約確定というのは何ですか?

先生)契約確定にチェックを行うと,毎月の請求管理を行うようになります。賃貸整理くんで家賃管理をしない場合は,ここは,チェックしないでください。チェックを行うと,毎月請求書が勝手に作成され,また,入金処理も行われないため,入居者が赤(滞納)で表示されてしまい,見にくくなってしまいます。また,請求書の分,データが大きくなり,ファイルの読み込みに時間がかかるようになり,その分起動が遅くなってしまいます。家賃管理をしない場合は,契約確定にチェックしないようにしてください。

生徒)更新後の契約開始日と完了日っていうのは何ですか?

先生)現在の賃貸借契約の契約開始日と完了日です。当初契約日は,「契約日」欄に記入されています。契約期間(物件情報の基本情報で入力します。通常2年です)を過ぎると,当初の契約は終了し,契約が自動更新されます。この更新後の契約開始日と完了日が,ここに記載されます。更新時に契約書を作り直す場合に引用されます。